Champagne Terroir / シャンパーニュのテロワール

シャンパーニュ地方はパリから140㎞ほど東のに位置し大陸性気候と海洋性気候の二つの気候の影響を受ける冷涼な地域でフランスのブドウ栽培北限の地とされています。 気温は年間を通して低く季節による温度変化もあまりありません。日照時間も少ないためブドウは熟しすぎず綺麗な酸を保ったまま育ちます。 また、それに加えてブドウの生育に適した程良い降水量によって、シャンパーニュに適した高品質なブドウが栽培されています。

北部のモンターニュ・ド・ランス地区、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区、コート・デ・ブラン地区、南部のコート・セザンヌ地区、コート・デ・バール地区に分けられることが多く 土壌はモンターニュ・ド・ランスとコート・デ・ブランが白亜質でヴァレ・ド・ラ・マルヌが石灰質、粘土質、砂質と多様、南部のコート・デ・バールは泥灰質となっています。

Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス

モンターニュ・ド・ランスは単純に和訳すれば「ランスの山」ですが、上が平坦な標高300メートルに満たない高台状の丘で、この丘陵を含むシャンパーニュ地方の北部がモンターニュ・ド・ランスと呼ばれさらにいくつかの地区に分類されます。

Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ

エペルネの東から西へ蛇行して流れパリ周辺でセーヌ川に合流するマルヌ川、この流域のエリアがヴァレ・ド・ラ・マルヌと呼ばれさらにいくつかの地区に分類されます。

Côte des Blancs / コート・デ・ブラン

コート・デ・ブランというのは”白い丘陵”という意味で、その名のとおり白葡萄中心で、ブラン・ド・ブランの故郷。この地区の葡萄畑は白亜とその風化した土壌に広がっています、

Côte de Sézanne / コート・ド・セザンヌ

コート・ド・セザンヌは、コート・デ・ブランの南西に位置する地区。ランスからは72キロほどの距離。コート・デ・ブランと同様の白亜土壌ですがやや粘土質が加わり、豊富なミネラルや酸に加えて力強い果実味とコクをもったシャンパンが生まれます。

Côte des Bar / コート・デ・バール

コート・デ・バールはシャンパーニュ地方の南部に位置しセーヌ川やオーブ川につながる緑豊かな小さな谷が交差するコート・デ・バールにはさまざまな表情を持つブドウ畑がパッチワークのように広がっています。

Vitryat / ヴィトリャ

エペルネやセザンヌの東60-70kmにあるヴィトリ・ル・フランソワ周辺の地区。ヴィトリャという名前は、この地域にある町ヴィトリ・ル・フランソワに由来していますが、その共同体の境界線内にはブドウ畑がありません。

Val du Petit Morin / ヴァル・デュ・プティ・モラン

ヴァル・デュ・プティ・モランはコート・デ・ブランの南西に続く地域ですが、コート・デ・ブランではシャルドネが完全に支配的であるのに対し、ヴァル・デュ・プティ・モラン全体ではピノ・ムニエの方がシャルドネよりも多く栽培されています。

Troyes / トロワ

トロワ(Troyes)はフランス北部オーブ県の県庁所在地。セーヌ川に面しパリの南東約150キロ地点にあるこの地域にクリュ「モンギュー(Montgueux)」が唯一存在します。

Other / その他の地区

その他にもメゾンの本拠地がある村や地区があります。